個人型確定拠出年金
投資信託のリスクとリターンの関係
「リスク」は日本語に単純に訳すと「危険」ですが、資産運用の世界では「リターン(収益)が確定しないこと」、期待できる収益と期待に反する損失の「幅」のことを言います。つまりリスクとリターンは表裏一体の関係にあり、リスクを小さくしようとすると期待される収益は限られ、利益を追求するとその分のリスクは大きくなります。
投資信託はリターン(収益)が確定している商品ではありません。そのため期待どおりに運用ができれば収益を得ることはできますが、期待に反して損失を被った場合、投資元本を割り込む(元本割れ)ことがあります。
※上記の数字は仮定のものであり、将来の成果を約束するものではありません。また、手数料などについては考慮しておりません。
リスクを抑えるための3原則
一般的には、保有する金融商品の種類を増やすほど、一度に値下がりする危険性は少なくなるといわれています。1つの商品が値下がりしても、残りの商品が順調ならば、その分をカバーすることができるからです。
安い時に買って高い時に売る。理想ではありますがプロでもなかなかうまくできるものではありません。そこで、一度にまとめて購入して投資するのではなく、一定額を定期的に購入すると価格が安い時に多く、価格が高い時に少しだけ購入できることから平均購入単価を低く抑えることができると一般的にいわれております。
投資信託は、長期保有を前提として運用しています。株式も、債券も価格変動はまぬがれませんが、短期の値動きの幅にふり回されずに、長い目で保有すると一般的にリスクを抑えることができるといわれております。
投資信託に伴うリスク
投資信託は値動きのある株式や債券などに投資するため、投資信託の値段は株式市場などの動向により変動します。投資信託の基準価額に影響を及ぼす主な変動要因には以下のものがあります。
主なリスク | リスクの概要 | 要因 | 基準価額 |
---|---|---|---|
価格変動リスク | 投資信託に組入れている株式や債券の価格は、企業の業績や国の政治や経済の状況など様々な要因で日々変動します。 | 価格上昇 | |
価格下落 | |||
流動性リスク | 投資対象の市場の規模や情勢の変化によっては、売買が行いづらくなったり、不利な条件で売買しなければならない場合があります。 | リスクの低減 | |
リスクの上昇 | |||
信用リスク | 債券を発行する国や企業が債務不履行・支払い遅延(デフォルト)した場合に、債券価格が下落します。 | リスクの低減 | |
リスクの上昇 | |||
金利変動リスク | 債券の価格は、金利変動の影響を受けます。一般的には金利が低下(上昇)した場合は値上り(値下がり)します。また、債券を発行する国や企業の財務状況の変化や国内外の経済情勢など様々な要因で日々変動します。 | 金利の低下 | |
金利の上昇 | |||
為替変動リスク | 外貨建て資産に投資する投資信託は、為替の影響を受けます。一般的に円安はプラス、円高はマイナスの影響があります。 | 円安 | |
円高 | |||
カントリーリスク | 投資対象の国・地域において政治・経済情勢の変化や規制・税制の変更など様々な要因により、運用上の影響をうける場合があります。 | リスクの低減 | |
リスクの上昇 | |||
不動産の評価額 変動リスク |
リート資産に投資する投資信託は、不動産市況(不動産価格、賃料相場、空室率)の影響により、日々変動します。 | 不動産市況の好転 | |
不動産市況の悪化 |
各ファンドに伴うリスクは異なります。リスクに関する詳細な情報は、運用商品の「運用商品案内」・「リターン実績表」・「運用レポート」をご覧ください。
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